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商品コード： ALCD-9122

【CD】疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドランク) 吉岡次郎フルートリサイタル　(税込・送料込み)


内容紹介
人気・実力を兼ね備えたフルーティスト吉岡次郎の多面的な表現力を味わえる一枚。

シュトゥルム・ウント・ドランク(嵐と衝動)様式の作曲家であるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハとヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの作品を軸として、1961年生まれの作曲家ダニエル・シュニーダー(シュナイダー)の「フルート、打楽器と弦楽オーケストラのための協奏曲」、ジョリヴェの「フルート協奏曲」まで多彩な作品を選び出した吉岡が、室内楽奏者としての緻密さ、独奏者としての発散力、そして時に指揮者としての求心力までを自在に操っている。

立場も時代も超えた音楽家達の渦巻く独創性と衝動が、音楽に新たな生命を吹き込んだ。

メディア掲載レビューほか
東京音楽コンクール最高位入賞などを径て、ソ口、室内楽、オーケストラの客演などで活躍している吉岡次郎が、津田ホールで行った演奏会の全曲を収録。ラィヴ独特の緊張感の中、吉岡のフルートがタイトルどおりのドラマティックなフレーズをを刻んでいく。協奏曲は“吹き振り”で臨み、弦楽アンサンプルやチェンバロの野口も吉岡を好ザポート。スイス生まれでニューヨークを拠点に作曲家兼サクソフォン奏者として活曜しているシュニーダーの作品はラテン音奈やジャズを取り込んだ親しみやすいもの。その現代作品がバッハの息子たちが書いた作品と不思議に響きあっているのが印象的だ。 --堀江昭朗(ぶらあぼ 2012年8月号)

非常にユニークかつ意欲的な企画であり、この4人の作品を並べて吹き通す点でも(さらにアンコールがエマヌエルのニ短調の終楽章!)、果敢を極めたチャレンジにあたる。 吉岡のソロに関していえば、バッハ兄弟の作品におけるフレージングや音の処理に様式的な配慮も抜かりなく、それゆえシュニーダーのマルチ・ディメンショナルな音世界や、ショリヴェにおける情念の発露が過不足ない形でコントラストを伴いながら像を結ぶ。前者はこのステージが日本初演にあたるが、リズミカルな瞬発力も見事な打楽器の公演にも支えられ、曲の真価は十二分に伝わってくる。そして後者の弦楽合奏がフルートと繰り広げるインタープレイも緊密なもので、エマヌエルの協奏曲ともども、良心的なサポートぶりに敬意を捧げておきたい。 --木幡一誠(PIPERS 2012年8月号)

2011年11月25日、東京の津田ホールでのライヴ録音である。18世紀半ばの2曲にジョリヴェの名作、そして2000年から2001年にかけて書かれたシュニーダーのコンチェルトを組み合わせたプログラムに明らかな意気込みは、一枚のアルバムとしても、評価されてしかるべきものだろう。 --岡部真一郎氏(レコード芸術 2012年8月号)