『奈落の瑕(ならくのきず)』金管8重奏譜(製本版)
¥ 5,379 税込
商品コード： ASKS-SGPR28
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製本版(スコア+パート譜付)
中川 峻彰作曲の『奈落の瑕(ならくのきず)』金管8重奏譜
・楽曲説明
当然、「あらゆる面で完璧なもの」は存在しない。どんなに綺麗で速い車でも、速く走っていればいるほど、生き物にぶつかれば殺してしまうだろう。車として完璧なものだったとしても、他の何物としても完璧であるわけではない。ということは、それはそのものに「欠点」がある、と言える。もっとも、それはその車というもの自体の「性質」だともとれるし、普通はそうするものだが。
とかく人間は、何者にでもなりたがるもので、「車の欠点」として「人にぶつかると人が死ぬこと」とはなかなか言われないものの、「人の欠点」という時には、似たようなことがまま言われることが非常に多い。それだけ多くのことを要求されて生きている、ということに過ぎないのではないか、とも思うのだけれど。
私は、人の欠点が好きだ。欠点は、そのものの性質をまさによく表していると思う。一見隙がなさそうに見える人も、ほんの微かなところに浅黒い瑕を隠していたりするもので、それはその人が先天的に持ち合わせたものであったり、ごく幼少期の経験により得たものであったりして、目に映る人格の幹のそのさらに下、根っこの部分かそれよりももっと深いところにあるはずだ。その瑕を隠そうとしながら、時にはその瑕を活かしながら、人は成長していく。
その『奈落の瑕』を受け入れ合えてこそ、人々はその間に深い絆を保てるのかもしれない。
4分の4+2や4+3等の混合拍子、分母が8の変拍子など、流動的に変化することのある拍子感をスムーズに。そのニュアンスを活かして自然な緩急を表現して頂きたいです。
曲はホルンの歌を急速なファンファーレで挟むようにした序奏に始まるが、それが明けた瞬間に雰囲気を一変させ、そこから徐々に序奏の部分に帰っていくようになっています。時間が経つにつれて、元の所に帰るのを予感できれば良いですね。全体的にテンポ設定を遅めにしていますので、表示のテンポより幾分急ぎ目に演奏するくらいがちょうどよいのではないかと思います。
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楽曲詳細
| ♪ 作品コード | ASKS-SGPR28 |
| ♪ 作品種類 | 金管八重奏 |
| ♪ 編 成 | Bb Trumpet I, II, III F Horn Trombone I, II Euphonium Tuba |
| ♪ 作曲者 | 中川 峻彰 |
| ♪ 編曲者 | - |
| ♪ 制作年 | 2016年 |
| ♪ 難易度 | G4.5 |
| ♪ 演奏時間 | 約5分 |
| ♪ 初演情報 | 2016年5月22日(日)作曲の会 「shining」 第8回作品展 ~管楽アンサンフルへの挑戦~ |
| ♪ 参考音源 | 参考音源はこちらから!! |
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発売日
2016/6/13