ええとこどり Vol.3 『福島 弘和:シンフォニエッタ第2番「祈りの鐘」』

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商品コード: YGMO-2006

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ええとこどり Vol.3 『福島 弘和:シンフォニエッタ第2番「祈りの鐘」』 (送料込み)

オオサカンが自信を持ってお届けする『ええとこどり』シリーズ第三弾!
今回もあらゆるシーンで使える曲を『ええとこどり』!!【小編成対応楽曲含】


ええとこどり Vol.3に寄せて

 世の中は移り変わりが激しく、10年も経てば昔のことになってしまう状態、あるいは、歳月の流れを10年でひと区切りとして考えるときに“十年一昔”と言うことばを使う。これとちょっと似ている“十年一日”は、長い年月のあいだ何の変化もなく同じ状態であることの喩(たと)えである。
 フィルハーモニック・ウインズ大阪の“ええとこどり”はこれで3枚目。ライヴ録音や他社からリリースされたCDは多数あるが、自主制作企画であるこのシリーズは2年に一度、演奏活動の中間報告として世に問う重みのあるCDである。メンバーにとって、前回の録音からの日々は十年一昔ならぬ“二年一昔”であるか、はたまた“二年一日”か、どちらだったのであろうか。Vol.2のブックレット巻頭言で、その出来映えの評価は聴取者に委ねる、とのことを私は書いた。Vol.3では、今度は他人ではなく、演奏者自身によって正当な評価を下すことを願ってやまない。より厳しく、甘えを排除した自己評価は、満点という解答のない芸術をたかめていく唯一の手がかりだと思うからだ。
 マエストロ・木村吉宏は、演奏者たちを力ずくで引きまわすことはしない。棒と言葉で丁寧に音楽を説明していく。録音ディレクターとしてセッションに参加する私は、マエストロのもうひとつの耳となってモニターの前に座る。そして、指揮者の気持ちと演奏者の息づかいを全身で受けとめ、第一聴取者となる。こうした立場にいられることがまことに嬉しく、若い力の結束に大きな刺激を受けたレコーディングであったことを、私個人の感想として書き添えておきたい。
―森田一浩

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【収録曲】

【1】グレート・シティへの序曲/フィリップ・スパーク 作曲 9:02
 Overture for a Great City / Philip Sparke
【2】ガラスの靴 ~シンデレラの物語~/ポール・ヨーダー 作曲 4:50 【小編成対応】
 The Glass Slipper -A Musical Story of Cinderella- / Paul Yoder
【3】ミュージカル「ミス・サイゴン」より/クロード=ミッシェル・シェーンベルグ 作曲(宍倉 晃 編曲) 7:02
 Miss Saigon / Claude-Michel Schonberg (arr. SHISHIKURA,Koh)
【4】ハイブリッド・マーチ/後藤 洋 作曲 2:29 【小編成対応】
 Hybrid March / GOTO,Yo
【5】たなばた/酒井 格 作曲 8:26
 The Seventh Night of July / SAKAI,Itaru
【6】セドナ/スティーブン・ライニキー 作曲 6:13 【小編成対応】
 Sedona / Steven Reineke
【7】ディプティック/ヤン・ヴァンデルロースト 作曲 8:07
 DIPTIQUE / Jan Van der Roost
【8】シンフォニエッタ第2番「祈りの鐘」/福島 弘和 作曲 9:43
 Sinfonietta No.2 "Bells for Prayer" / FUKUSHIMA,Hirokazu
【9】メトリックス/ロバート・シェルドン 作曲 2:47 【小編成対応】
 Metorix / Robert Sheldon

■フィルハーモニック・ウインズ 大阪

1999年に設立。2006年日本初のNPO法人のプロフェッショナル吹奏楽団となり、2011年に豊能町教育委員会と「教育・文化・芸術等の振興」に関する協定を結び、豊能町立ユーベルホールを本拠地として活動している。
いずみホールでの「定期演奏会」を中心に、吹奏楽の新たな可能性を追求し続け、様々なレパートリーを意欲的に取り入れた演奏会を多数企画・実施。特に、毎年11月に無料開催している「秋の音楽会」には2000人を超える聴衆が集まっている。一方、CDレコーディングも積極的に行い、「オオサカン・ライブ・コレクション」や「ええとこどり」シリーズなどが、「月刊レコード芸術」誌において特選盤に選ばれるなど高い評価を受けており、リリースしたCDの枚数は50枚を超えている。2014年には世界最大のレパートリーを誇るクラシック音楽レーベルNAXOS(ナクソス)より日本の吹奏楽団として初めてCDがリリースされる。2020年1月に自主レーベル「Osakan Recordings」を立ち上げた。
2009年に初の海外公演となる「第14回世界吹奏楽大会(WASBE)」(アメリカ・シンシナティ)にアジア代表として出演。2018年5月に開催された「第49回日本吹奏楽指導者クリニック」のファイナルコンサートに出演。また、2019年12月に開催された「第73回ミッドウエスト・クリニック」(アメリカ・シカゴ)のファイナルコンサートへ招聘を受け、クリニック史上最高の公演と称賛を得た。
2005年より元大阪市音楽団団長の木村吉宏が音楽監督に、2011年からオリタノボッタがミュージックアドバイザーに、2013年からヤン・ヴァンデルローストが首席客演指揮者に、2018年1月に松尾共哲が正指揮者に就任。
世界的にもその活躍に注目が集まる交響吹奏楽団である。

【CD詳細】

指揮:木村 吉宏(当団音楽監督)
演奏:フィルハーモニック・ウインズ 大阪
録音:2011年2月24日~25日
   豊能町立ユーベルホール
品番:YGMO-2006