リンゴ追分 for トロンボーンソロ&ピアノ
¥ 1,210 税込
商品コード: ASKS-SL01
【リンゴ追分 for トロンボーンソロ&ピアノ】
この曲を編曲したのは学生時代。ピアニストである岡田照幸(おかだてるゆき)氏がプロデューサーとなって、函館市民会館での「第4回青函ツインシティー音楽祭」(青森と道南の若手演奏家のためのコンサート)が開催された。そのコンサートの企画段階で岡田氏から、私と同い年の弘前のトロンボーン奏者、築舘 恒(つきだてひさし)氏のために、と編曲を委嘱されたのがきっかけである。ピアノは岡田氏が担当し演奏、好評を博した。
その後、築舘氏が出演するコンサートでたびたび演奏され、プロのトロンボーン奏者である和田美亀雄氏(元新日本フィルハーモニー交響楽団団員、現在国立大学法人弘前大学教育学部教授。日本トロンボーン協会会員、日本管打・吹奏楽学会会員、国際トロンボーン協会会員)にも絶賛をうけ、氏のコンサートでも演奏、プロのトロンボーン界で密かに流通していた。また、サックスや尺八など、メロディー担当楽器を置き換えた演奏も行われ、いずれも好評を得ていた。
恩師である島 一夫(しまかずお)氏(国立大学法人弘前大学教育学部准教授)より、編曲当時から再三出版を促されていたが、この夏(2011年)、TwitterでASKS Windsさんと出会い出版を打診したところ、御担当者が私と同姓同名(! 漢字は違いましたが)ということもあってか、トントン拍子で話が進み、このたびの出版と相成った。
編曲にあたりテンポは殆ど変更しなかったが、原曲の特徴であったギャロップ的リズムを、ピアノの左手に寄る伴奏にほのかに感じさせる程度にし冷静に、右手は感情の起伏を表すような静かな激しさをもつ。少々ジャジーな感じで演奏して欲しい。トロンボーンはあまり感情移入せずに、淡々としたところに原曲の歌詞の悲しさを求めた。感情を圧し殺して故郷を離れなければならなかった心境。その分、音色に気を配って欲しい。
中間部のピアノのメジャーコードでフェルマータのところは、原曲とはキーが変わっているが、あえてメジャーコードにすることで青空に映える岩木山とリンゴ畑の風景を表し、そして、ピアノもトロンボーンも音が消えるぎりぎりまで延ばすことで、ゆっくりと遠ざかっていくふるさとの面影を表現している。
曲の最後はルバートで、奏者の息を合わせて、納得のいくまでフェルマータして欲しい。
なお、演奏会等のプログラムに掲載される場合は、編曲者名も明記することをお約束して頂きたい。(盛 謙司)
c 1952 By Columbia Songs,Inc.
楽曲詳細
♪ 作品種類 | トロンボーン・ソロ (ピアノ伴奏付き) |
♪ 編 成 | Trombone × 1 |
♪ 作曲者 | 米山正夫 |
♪ 編曲者 | 盛 謙司 |
♪ 制作年 | 1995年 |
♪ 難易度 | トロンボーン G3 ピアノ G5 |
♪ 演奏時間 | 約3分 |
♪ 初演情報 | 1996年3月16日 函館市民会館 「第4回青函ツイン シティー音楽祭」 トロンボーン:築舘 恒 ピアノ:岡田照幸 |
♪ 参考音源 | 参考音源はこちら! |
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