◆マリオネットの葬送行進曲("Funeral March" for a MARIONETTE)
グノーはフランスの作曲家です。オペラ『ファウスト』や『ロメオとジュリエッ
ト』は彼の代表作と言われています。
この作品は、葬送行進曲なのにどこかユーモラスで、それでいて少し不気味でな
んだか不敵な笑みを浮かべたような、ミステリアスな雰囲気を持っています。
このタイトルにもなっているマリオネット(原語ではMarionnette)とは、日本語では人形劇でよく使われるあやつり人形の事を指します。葬送行進曲とは、葬儀において遺体を墓地まで搬送するときの行進がモデルとされており、速度はやや遅めで2拍子で書かれる事が多いと言われます。また、葬送行進曲は死のイメージが先行するので、明るく華やかな長調ではなく短調で書かれることも多いのが特徴です。これまでにモーツァルトをはじめ、ベートーヴェン、ショパン、ベルリオーズなど、著名な作曲家も作曲しています。
日本では、1950年~60年代のテレビ映画シリーズ『ヒッチコック劇場』のテーマ曲として流れていた他、近年ではテレビCMでも使用されるなど、曲名は知らなくとも耳にした事の多い作品とも言えるでしょう。
演奏にあたっては、色々なサウンドが作れる様に各パートにマメ譜が書いてあります。必要に応じ加えたりする事で個性あるサウンドを作って頂ければと思います。

